皇愛梨
「なにか知ってるの?」
1

パク・ソヨン
「ユジン様には常にサランべと呼ばれる腹心がいてな。そいつが昔のお前にそっくりなんだ。」
昔の私にそっくりな皇愛梨
どういうこと?
つまり婦人の娘は生きている?
婦人が私に嘘をついて死を偽ったということかしら?
いや、本当に知らないと考えたほうが自然か………
嘘を言っているようには見えなかったし。
皇愛梨
「そいつが本物の皇愛梨ってわけ?」
あ、今の言い方だと自分で自分のことを偽物って言ってるみたいじゃない
パク・ソヨン
「その可能性は高いな。本人に聞いてみないとわからんが。
ただ、話によるとそいつは日本人であることは間違いないんだろう?どうして韓国人のフリをしているんだ?
しかも結構な役職についていたぞ?
チョッパリのくせに高位の役職につくなんてそれも不可解だ。」
2

相変わらず日本人のことを見下した物言い。
まあいいか
咲希は内心ちょっとムッとしているだろうな
美希は……ソヨンのことが怖いのか怯えた顔をしている。
私は美希を安心させるように肩を抱いてあげると美希は頬を赤らめて手を握りかえしてきた。
パク・ソヨン
「朝比奈、お前は分析が得意だったな。この画像を見てくれないか?」
以前ソヨンが私に見せた過去の私の画像。
色々な年代に今の黒髪の私とそっくりな人物が写っている。
古いもので2026年のものまである。
朝比奈咲希
「これは………2026年、2047年、2070年、3004年ですか……」
咲希はそれをスキャンしてパソコンに登録し始めた。
3

朝比奈咲希
「これは…………………愛梨様とは別人ですね」
パク・ソヨン
「なにっ!?」
咲希はスキャンした画像をソヨンに返しながらパソコンの画像を指さして説明した。
朝比奈咲希
「この画像と少し前に撮った愛梨様の画像を比べてみた結果、75.6%の確率で別人と出ました。」
4

皇愛梨
「え……
なんで私の裸の写真……」
朝比奈咲希
「そのほうがパソコンが比べやすいですから」
いやいや、そんなこと言われても……
そもそもこんな写真いつ撮ったのよ
パク・ソヨン
「別人…………
そうか。皇、疑ってすまなかったな」
ソヨンも何事もなかったように話を進めるのね・・・
なんか私だけ恥ずかしいじゃない。
皇愛梨
「まあ…
疑いがはれてよかったわ」
もともとそんな昔の写真と私が同一人物って疑うことからしておかしいのよ
私のこと、何歳だと思ってるの?
まあいいんだけど
朝比奈
「ただし、………………神宮寺理沙さんとは同一人物ですね。こちらは99.6%の確率です。」
5

皇愛梨
「え?」
柊美希
「え?」
パク・ソヨン
「ん?誰だそれ」
理沙とこの画像が同一人物………………?
完全に意表を突かれて私は一瞬、思考が停止してしまった。
皇愛梨
「…………………理沙はあんたたちがハン・ミリンって呼んでる女よ」
6

少し前まで私達と寝食をともにしていた女
私に最も忠実な奴隷だと思っていたのに私から美香を奪い取った女。
パク・ソヨン
「なに!?ハン・ミリンだと?」
7

意外な人物を指摘されて驚いているみたいね。
朝比奈咲希
「適合率99.6%………
ほぼ間違いないですね」
8

ソヨンがパソコンを覗いて理沙と画像を見比べる。
パク・ソヨン
「確かに……似ているな。」
朝比奈咲希
「別人とは出ましたが理沙さんと今の愛梨様も似ているように思いますね。」
皆が一様に私を見返す。
皇愛梨
「な、何よ………」
9

みんなして見ないでよ
恥ずかしいじゃない。
柊美希
「なんだか不思議なことだらけですね」
10

美希は苦笑いしながらお茶を出してくれた。
ソヨン
「羊のドリー………か」
11

皇愛梨
「……………………………」
柊美希
「咲希ちゃん、羊のドリーってなに?」
朝比奈咲希
「羊のドリーというのは100年以上前に初めて誕生したクローンのことです。クローン技術で初めて誕生した羊はドリーと名付けられ大切に育てられましたがテロメアの長さや当時の技術力不足のお陰でドリーは早世したと記録されています。」
咲希ったら、AI解説みたいな子ね(汗 )
パク・ソヨン
「もっとも今は技術が確率されているから寿命に関しては問題ないがな」
そう
それなら説明がつく。
クローン技術で100年以上もの間、理沙は何度も生まれ変わり、韓国政府での地位を確立していったわけか。
つまり、理沙は韓国政府が作り出したクローンってこと?
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カン・ウナ
「さあ、あなたの身体、わたくしに捧げなさい。
そうすればもう頑張らなくていい。
気持ちいいことだけ教えてあげるから」
13

皐月は少し迷っているようでしたが傷付いた精神がもう快楽に耐えることができなくなったのでしょうか?
重い口を開きます。
伊達皐月
「ウナ様に……ささ……げ……ます。」
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