イム・ヨジョン チェ・ダヒ チャン・ソンギョン ナム・ミニョン カン・ウナ 新城修一 木下薫 霧崎弥生 清水園子 四宮明里 伊達皐月 天堂恵梨香 中崎麻衣
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新城修一
(まるで性奴隷のようだ)
いや、まるでではなく性奴隷として扱われているのだろう。
優衣は裸で首を鎖で繋がれている。
まあ俺も同じ状況だが……
新城修一
(カルト教団かよ……………
ゲス野郎どもめ)
如月優衣
「しゅ、修一………、助けて」
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え・・・・・?
助けてだって?
助けてとはどういう意味なんだ?
テヒに洗脳されていたころの優衣は自分が韓女に何をされようと俺に助けを求めたりはしなかった。
心底、韓女にいたぶられるのを楽しんでいたはずだ。
それに優衣の様子はどこか以前と違うように見える。
以前は韓女に心底服従し、陶酔した瞳をしていたが…………
新城修一
(今はどちらかと言うと怯えているような…………)
新城修一
「優衣…………………」
イム・ヨジョン
「修一くんのところに行ってもいいよ。」
ヨジョンがポンと優衣の背中を押す。
優衣は俺の方に本当に行ってもいいのか迷っているみたいだ。
チェ・ダヒ
「早くいけよ、めんどくさい」
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ダヒは優衣の脚を軽く蹴りあげる。
如月優衣
「あっ 」
優衣はダヒに急かされて、ゆっくりと俺の方に歩みを進める。
イム・ヨジョン
「修一くんも拘束を解いてあげるね」
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ヨジョンは俺の拘束も解いてしまう。
何を考えているのかわからないが油断しているならちょうどいい。
ダヒも止める気はないみたいだ。
怯えながらこちらに歩いてくる優衣を俺は慌てて抱きとめた。
新城修一
「優衣……………」
如月優衣
「修一……………」
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優衣の腕が俺の背中を抱きしめる。
少し震えているようだ。
久しぶりにあった優衣の瞳は韓女に狂ってしまった優衣ではなく、昔の、仲良く4人で遊んでいたころの優衣と同じように見えた。
新城修一
(なんか雰囲気が違う。以前の優衣の雰囲気に似てるような………)
あのテヒに調教されて狂人のように仕立てられた優衣には見えない。
洗脳が解けたのだろうか?
いや、洗脳はそう簡単に解けるもんじゃないはずだけど・・・・・
新城修一
「体は………大丈夫なのか?」
如月優衣
「うん、修一こそ大丈夫?」
ダヒは俺達のことは気にせず、ヨジョンと何か話しているみたいだ。
新城修一
「俺は問題ない」
太ももの傷がしみるがそれを気にしている余裕はない。
如月優衣
«じゃあなんとかしてみんなで逃げよう。»
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優衣が声のトーンを落とす。
新城修一
«え………………?逃げるのか?»
優衣が、………韓女のもとを離れようとしている。
どういうことだ?
本当に洗脳が解けたのか?
如月優衣
«はい?何言ってるのよっ。こんなところいてたら殺されるじゃない»
新城修一
«お前………韓女に洗脳されたんじゃ…………?»
なんだ
なにかおかしくないか
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如月優衣
«洗脳?何言ってるの?今、ふざけてる場合じゃないんだからね。クラスのみんなも捕まってるの。みんなで逃げよう»
腑に落ちない
まるでテヒに調教されたことがなかったかのように振る舞う優衣に違和感を覚える。
でも迷っている暇はないのも事実。
とにかくここから逃げ出さないと
新城修一
「わかった。なんとかここから抜け出そう」
それができるかどうかはわからないけれど
やるしかない。
やらなきゃ殺されるんだ。
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ウナ様は私を教会の中央、祭壇のあるところの十字架に張り付けにした。
まるでイエス・キリストのように………
カン・ウナ
「これから蝕祭の儀を始めますわ。メスどもをここに連れてきなさい」
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ウナ様のご命令でミニョン様たちがメスを集めてきた。
眼の前には先程と同じように手と首を拘束されたメスたちがいる。
捕らえられた哀れな女たちは20人ほどだろうか
全員目隠しをされている。
なんて…………
なんて、美味しそうなんだろうか
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新城修一
(?…………あれは、待てよ?アイツラはまさか……………!)
私の視線の先には修一の姿もとらえることができた。
修一のやつ、また捕まってしまったのね。
チェ・ダヒ
「お前も行くんだよ」
伊達皐月
(あれは…………)
メスの集団にダヒ様が修一と一人の女を合流させた。
伊達皐月
(如月 ……………優衣)
私が殺したはず………………
どうして生きている?
しかも修一にべったりとはりついて…………
お前は修一を捨てたのではなかったのか
伊達皐月
(それにこのメスたち…………)
眼の前に裸にされ、拘束されたメスたちを私は見下ろした。
眼の前まできたメスを見て私はあることに気付いたのだ。
伊達皐月
(メスたちが目隠しをしていたから気付かなかった。こいつらは………)
カン・ウナ
「皐月、こちらを向きなさい。」
伊達皐月
「は、はい……………」
改めて拘束された20人程度の女の子たちを見回した。
目隠しされているせいでメスたちは私の存在には気付いていないみたい。
早く気付いてほしいな
韓女様に身も心も捧げて完全な奴隷に改造された私の姿に
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カン・ウナ
「ここにいる子たちに見覚えがありますわよね?」
伊達皐月
「……………私の、友達です」
カン・ウナ
「そうですわ、ここにいるメスたちはあなたの元クラスメイト。これからあなたの糧となる贄ですわ」
生きているとは思っても見なかった。
クラスメイトのメスはほとんどが行方不明になっていたのに
てっきりテヒたちに殺されたものかと思っていたけれど…………
天堂恵梨香
「た、助けてっ 」
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清水園子
「ひぐっ…… ひぐっ ひぐっ」
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目隠しをされているため彼女たちはまだ私に気付いていない。
新城修一
「お、おい………………
俺達をどうするつもりだっ」
チェ・ダヒ
「さあ?皐月次第じゃない?」
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新城修一
(皐月次第………?
じゃあこいつらは皐月に何をさせる気なんだ)
イム・ヨジョン
「皐月ちゃんの顔が見えるようにみんなの目隠しとってあげるね」
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チェ・ダヒ
「拘束もほどいてやるよ」
新城修一
「……………………………」
ヨジョン様はクラスメイトたちの目隠しを取り、ダヒ様は拘束を解いてしまった。
天堂恵梨香
「え…………………?さ、皐月ちゃん?」
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清水園子
「えっ……………………」
33

四宮明里
「だ、伊達さん、なにが…………」
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みな一様に私の姿が変わったことに驚いていた。
肌の色もタトゥーも、それに顔つきまで変わってしまっては驚くのも無理はないのかも。
伊達皐月
「はぁっ💕 はぁっ💕 はぁっ💕
はぁっ💕 」
伊達皐月
(あぁ……みんな、驚いている。私の姿にびっくりしてるのかな)
みんなびくびく震えてる…………
やめてよ
みんなのそんなびくびくした姿見てたら変な気分になっちゃうじゃない
新城修一
「………………皐月」
皐月が貼り付けにされている十字架のもとに集められたクラスメイトのうちの何人かが今度は俺の声に気付いた。
四宮明里
「しゅ、修一くんっ!?」
清水園子
「えっ?」
天堂恵梨香
「新城くんっ!?ねぇ、新城くんじゃない?」
恵梨香が修一の存在に気付いて後ろを振り返った
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新城修一
「………………」
新城修一
(今はクラスメイトの再会に喜ぶ暇はない
それよりも今は皐月だ。
今の皐月は完全に韓国人の奴隷
何を言い出すかわからない。)
優衣は修一の手を握ると心配そうに私を見上げてくる。
なるほど
どうして生きているのかわからないけど結局韓国様よりも修一をとるってことなのね
ふふふ、その選択、正しいのかしら
カン・ウナ
「さあ、皐月
選びなさい。
お友達と一緒にここを出るか、それともお友達を私達へ捧げるか…………
好きな方を選んでよくてよ?」
チャン・ソンギョン
「はぁぁ……、いつもこの瞬間が一番興奮しちゃう」
ナム・ミニョン
「最高の瞬間ね」
如月優衣
「ね、ねぇ
皐月、大丈夫なのかな?なんか様子おかしくない?」
クラスメイトの女の子たちも私の様子が違うことに気付いたみたいだ。
新城修一
「……………………………」
如月優衣
「しゅ、修一?」
無言の修一に優衣は言いようのない不安にかられたのかもしれない。
十字架に貼り付けられた私はメスたちの匂いに興奮を隠せなかった。
特にそのびくびく震える様がたまらない……………
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如月優衣
「ね、ねぇ皐月、私達と一緒に帰るよね?」
優衣が恐る恐る私に話しかけてきた。
私の様子がいつもと違うことに恐れているのかもしれない。
伊達皐月
「……………………優衣」
なぜ修一の手を握っているの?
あなたは韓女様に忠誠を誓ったんじゃないのか?
他のみんなだってそう………
あの時、みんなが行方不明になる直前は全員が韓女様をお慕いしていたはず…………
まさか崇韓思想を忘れているのか?
そんなことがありえるのか?
脳みそに刻み込んでいただいた思想を忘れるなんて………
もしそうならそれは重罪
許されるものではない…………
カン・ウナ
「久しぶりに再会したクラスメイトを見てどうかしら?」
ウナ様が私の顎を指先で持ち上げてその様子を観察してくださる。
ウナ様の一挙一投足に心臓の高なりが止まらない。
伊達皐月
「みんな、怯えています。」
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カン・ウナ
「確かにね
でも皐月、
先程も言いましたがお前はその怯えたクラスメイトを救うことができるのですよ?」
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ウナ様は私の顔を愛おしそうに手で愛でてくれる。
カン・ウナ
「あなたが望めばこの蝕祭の儀は中止することができますわ。
もちろん、お友だちと平穏な日々を送るように手配してあげます。
それが蝕祭の儀の決まりですからね。」
伊達皐月
「儀式を中止………………
みんなを救える?」
カン・ウナ
「そう、救えますわ」
伊達皐月
(…………………………)
如月優衣
「ねぇ、皐月
一緒に帰ろうよ………」
ふと目線を落とすと優衣が修一の手を握っているのが見えた。
伊達皐月
「優衣………………」
優衣が修一との幸せを掴もうとしている。
私の判断一つで優衣は幸せになれるんだ。
伊達皐月
「私が彼女らを救わなければ彼女らはどうなるのですか?」
如月優衣
「え…………………?」
私が他の選択肢を選べば………
カン・ウナ
「ここにいる全員を喰い尽くしたあとミルキングしてあなたに上質のモユを提供してあげる。あなたのお友達から搾り出したミルク。とってもおいしそうですわね」
モユを……………
またあの甘美な上質のミルクを飲めるのか
しかもこんなにもたくさんのチョッパリから…………
伊達皐月
「くくく…………」
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天堂恵梨香
「な、なんで笑ってるの?皐月ちゃん…………」
こいつらを助けるか、貪り喰うか………
清水園子
「な、なんかヤバイよ………」
霧崎弥生
「さ、皐月ちゃん…………」
弥生の身体が恐怖で震えている。
カン・ウナ
「さあ、決めなさい。彼女らをわたしくしたちに捧げるのか、ともに生きるのか」
そんなの決まってる………
新城修一
「まずいっ!優衣、みんなっ!」
伊達皐月
「すべてお捧げしますっ!
韓女様へ私の大切なメスどもを提供しますっ!
存分に召し上がってください!!
テーハーミング・マンセー!!!」
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私の絶叫を皮切りにミニョン様たちがクラスメイト全員に飛びかかる。
まるでライオンがシマウマに群がるようにチョッパリに韓女様がむしゃぶりつこうとする。
新城修一
「みんなっ、こっちのほうが数が多いっ
散り散りになって逃げるんだっ」
修一が優衣の手を取り、逃げていくのが見えた。
四宮明里
「いやあああああぁぁぁぁぁっっっ!」
霧崎弥生
「ひぃっ、ひぃぃぃぃぃぃっっっ!」
清水園子
「そっっそんなっっ!いやぁぁぁぁぁっっっ!」
ほかのクラスメイトも一部を除いて散り散りになって逃げだしていった。
ナム・ミニョン
「ほらほら、早く逃げないと捕まっちゃいますよ」
それをミニョン様が追いかける。
如月優衣
「さ、皐月っ どうしてっっ!?」
新城修一
「優衣っ!もう皐月はだめだっ
韓女にかかわるとみんなおかしくなるんだっ
早く来いっ」
修一のやつ、優衣だけでも逃がすつもりなのね
一度優衣に裏切られたくせに
もう忘れたのかしら?
まあここから逃げ切れるわけがない。
どうせみんな韓女様に犯されて殺されるんだ。
私はかつて愛した男の後ろ姿を見ながらそんなことを考えていた。
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四宮明里
「はぁっ はぁっ はぁっ はぁっ 」
なっ、なんでこんなことに
気付いたら私達は韓女に幽閉されていた。
どうやって連れてこられたか、ここがどこかわからない。
みんなと散り散りになってしまった。
私は教会を逃げ出して洞窟を走り回った。
四宮明里
(で、出口っ 出口はっっ………!)
巨大な洞窟は入りくねっていてどこが出口なのかわからない
岩場ばかりの洞窟がいつの間にか植物のツタや茎、花びらで覆い尽くされたジャングルのようになっていた。
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四宮明里
(なにこれ………気持ち悪い)
巨大なツタは南国の植物を思わせ、植物なのに心臓が脈打つように鼓動している。
中崎麻衣
「う……………あぁ………」
人の声が聞こえて私は思わず近くの草むらに身を潜めた。
そこからこっそり声のしたほうを覗いてみると緑色の髪の女の子が見えた。
四宮明里
(何………なんなのあれ………)
植物の茎のようなもののに人間が捉えられている。
いや、茎というより触手のようなものなのかもしれない。
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あんな状態で生きているのかしら
女の子はほとんど身動きが取れないみたいだった。


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